ケーキ、洋菓子は京都の手作り菓子工房慈雨へ

お菓子の魅力と『慈雨』という店名にしたワケは・・・

お菓子は、生きていく上で必要不可欠な物ではありません。ですが、ずっと昔から食され、今なお進化し続けているのはなぜでしょう。それは、お菓子が”生命を維持するのに必要な栄養素”という役割よりも、“心を潤し優しい気持ちにさせてくれる”いわば心の栄養・・そんな要素が濃いのだと思います。自然と顔がほころび、そこにある空気も人も一緒に和ませてくれるようなチカラが。

でも、それだけではありません。実は食べる人もさることながら、作る人まで幸せにしてしまいます。それは「喜んでほしいなぁ」と相手を思う気持ちにはじまり、だんだん形になっていくワクワク感。やっと出来上がった時の達成感。さらに、贈った相手の笑顔に嬉しさは増し、食べれば幸せな気分に包まれる・・・。

このサイクルがきっと皆をトリコにしてしまうのでしょう。なかでも「おいしいね」という笑顔が私は大好きです。その笑顔にあえるようなお菓子を作っていければと思います。私もあなたも、あなたの大切な人も、みんな幸せな気分にしてくれるそんなお菓子を。ある時はコミュニケーションツールとして、ある時は大切な人への思いを込めて、様々な場面であなたのお役に立てれば幸いです。

『慈雨…』

雨は時として豪雨や吹雪のように我々の脅威になることもあります。
しかし本来は、大地を潤し、生命を育む、静かで偉大な恵みの雨です。
皆さまの心に優しく沁み込む慈雨の様な存在になれればと思い、
そしてこの初心を忘ぬよう、店名にしました。